糸満市の工事現場で不発弾が爆発した事故を受けて、糸満市議会は処理体制の強化などを国に求める意見書を全会一致で可決しました。

今月18日、糸満市の解体工事現場で重機で掘り起こした土の中からアメリカ製の「発煙黄リン手りゅう弾」とみられる不発弾が見つかり火花を散らして爆発しました。


糸満市議会は22日、事故の原因究明や不発弾処理の予算拡充、処理体制の強化などを国に求める意見書を全会一致で可決しました。

▼糸満市議会 金城幸盛議員「本来、不発弾の処理や戦没者御遺骨の収集は国の責任において徹底して行われるべきものであり、戦争の惨禍を経験した糸満市民の切なる願いであります」

意見書ではこのほか戦後100年に向けて戦没者の遺骨収集を計画的に完了させることを求めていて、総理大臣や衆参両院の議長などに送られました。