南城市の古謝市長のセクハラ問題について、市長が自らのセクハラ行為を認めたうえで被害女性に口止めをするやり取りを記録した音声データが確認されました。

複数の市議によりますと、音声データの内容について被害関係者に確認したところ、古謝市長が女性に対して自らハグをしたことを確認したうえで第三者委員会にそのことを話していないか問いただしたり「それ以外はやってないって言ってね」「あんたが言ってなかったら僕はずっと否定するからさ」などと被害を口外しないよう女性に迫っているということです。

この音声データについて古謝市長は22日、記者からの質問に答えず無言で立ち去りました。
南城市議会では、これまでに3度市長の不信任案が提出されていますが、いずれも否決されています。
▼南城市議会・宮城尚子議員(真南風会会派長)「想像を絶する怖さ、恐怖だったんだろうなと思います。解決できるのは今議会が不信任可決することで被害者の救済と市政の混乱、市民の混乱を早く解決しないといけないなと思っています」
また与党市議のひとりからは「これ(音声データ)を聞いて、事実がないと言える議員がいるのか」などと、驚きの声が聞かれました。
市議会では、今月26日の最終日にも不信任案が提出される見込みで、与党議員の対応に注目が集まります。