AI(人工知能)の導入などが盛んになる中、ドローンとロボットの力で課題の解決を目指す大分市の企業「シーアイロボティクス」を取材しました。

人の力では数日かかっていた農薬散布が、ドローンを使えば半日で完了。エレベーターにのってスタッフの代わりにホテルの客室まで荷物を届けるロボット。人手不足に悩む現場の救世主となる機器を開発しているのは、大分市のシーアイロボティクスです。

ドローンの販売や開発を柱に2015年に創業。2人で始めた会社は従業員数29人にまで拡大しました。

(シーアイロボティクス・小野俊二社長)「はじめたころは皆さんにまだドローンが認知されていなかった時代だった。いろんなニーズがある中でいかに省力化を進めていくかを私たちは追及していっている」

主力の商品は農薬散布ドローン。すでに150台以上が販売され、全国の農業の現場で活躍しています。

(シーアイロボティクス ドローン事業・長尾祥伍リーダー)「20キロの重さのものも積載できるタイプの物資の搬送ドローンになっています」

林業分野での活用を目指して開発されたのが、着陸をせずに上空から物資の吊り降ろしができるドローン。20キロの重さまで運ぶことができます。

(長尾祥伍リーダー)「林業資材を運ぶのも重労働ですし、そういうことをする作業員の人も不足してきているという明確な課題があった」