ートリニータの今の課題は?

1得点じゃなく、2点目3点目と複数得点を取ることだと思います。
どうしても1点だと追いつかれたり失点してしまうことはありますし、
相手もパワーを持って勝ちに来る。
それを跳ね返す得点力、そして勝ち点3を確実なものにできるかだと思いますね。

ーその中で得点のためのキーマンは?

2列目の野村とか中川、そして得点源になっている左サイドの藤本、そして高畑の関わり。
左サイドの攻撃が、ものすごくトリニータの特徴になってきているので、そこからの得点、その選手たちがどれだけチームが勝ち点3を取るために貢献できるか。

あとは本当に選手層ですね。
変わる選手を含めて、シーズン長い中でいろんな戦い方をする中で、怪我も出たり、出場停止も出たりすると思います。

そういう中で、変わった選手がまた同じように戦えるかどうか、チーム力を落とさずに最後まで戦えるかっていうのはすごく大事だと思います。

ートリニータを6年率いた中で、後半戦全員で戦うところの難しさは大きいですか?

そうですね、やっぱり大事です。
一体感を持って、全員で昇格に向けて戦うというのがすごく大事になると思います。選手層の中で、誰かその勢いをもたらしてくれるのか、いうなればラッキーボーイが出てきてほしいですし、そういう力になる選手っていうのがたくさんいればいるほど、チーム力に繋がっていくので大事なことだと思います。

ーその中で片野坂さんがラッキーボーイ、キーマンになるとみている選手は?

僕は野村ですね。(MF10・野村直輝)
やっぱり今シーズンのスタートから非常に調子がいいですし、良い調子をどれだけ最後まで続けられるか。また野村だけに頼らずに、他の選手もやっぱり出てきてほしい。野村に引っ張られる形で他の選手も勢いをつけてチームに貢献してほしいなと思います。

ートリニータ、後半戦どんな戦いをしてほしいですか。

やっぱりアグレッシブな姿勢ですね。
まずは躍動してほしいですし、勝ち点3を取れる戦い。
システムを含めてどういう戦い方をするかっていうのは下平監督が志向されると思います。
どういう形であっても、トリニータらしいコンセプトを持った中で、躍動しているサッカーを続けていってほしいと思います。
特にホームゲームで勝って、勝ち点3を取って、たくさんまた見に来ていただいて、一緒にまた昇格に向けて戦ってほしいなと思いますね。

ー盟友・下平監督にはどんなメッセージを送りたいですか?

長いシーズンなので一つの試合に一喜一憂せずに。
シモは本当に目の前の試合に対して、勝つためにすごい準備をしてると思う。
それをどれだけ続けていけるか。そして周りのスタッフ、選手、そしてサポーター含めて一体感を持って、トリニータがまたJ1で輝けるようにするために、目の前の試合に全力で戦ってほしいです。

一番大事なのは昇格することですし、最後どういう形でも、J1に上がるということが最大の目標だと思うので、その結果をみんなでつかみ取ってほしいなと思います。

クラブをJ3からJ1まで導いた片野坂前監督の提言が届くかのように、19節・甲府戦(2〇1)、20節・群馬戦(1〇0)と連勝しているトリニータ。次節は複数得点で白星をつかむことができるでしょうか。

前半戦ラストを飾る試合は、J2・9位ファジアーノ岡山と対戦。
6月17日(土)午後7時キックオフです。