大学生の就職活動がピークを迎えています。売り手市場の傾向が続く一方、新型コロナの制限緩和で変化も。就活の最前線をリポートします。

大分県別府市にある別府大学のキャリア支援センター。来年春に卒業する大学4年生などを対象とした就職活動がピークを迎え、連日多くの学生の指導にあたっています。

新型コロナの制限が緩和されたことに伴い、就職活動でも対面の機会が増えました。オンライン中心の学生生活を送ってきただけに直接、向かい合う面接に戸惑いを感じる学生もいるようです。

多くの学生が面接でうまく話せるか不安

(別府大学4年・大矢鈴苑さん)「面と向かって言葉をしゃべるのは結構難しい。言葉の大きさとか。所作とか服装とか。対面の方が不安です」

就活情報サイト・マイナビが就活生に不安なことを尋ねたアンケートでは、「対面の面接でうまく話せるか」が2番目に多い結果に。ウェブ面接が定着してきたなかで対面形式に苦手意識を持つ学生が増えていることがわかります。

(別府大学キャリア支援課・利光正仁課長補佐)「マスクの着用もなくして面接に臨む企業が増えている。面接は独特の空気感があるので、のまれないように頑張って声を出すことなどを意識させながら練習している」

一方、6月から本格化する就業体験「インターンシップ」にも変化がー。