一番バッターとしてまだ物足りない

シーズン開幕前の自主トレーニング。梶原はおととしから目標とする福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐とともに汗を流して、プロとしての心構えを学び、昨シーズンの好成績につなげました。

梶原昂希:
「ギータさんのスイングや技術というのは、まねしようとしても簡単にできるものじゃないんです。その技術を自分の目で見ながら肌で感じることも大事なんですが、考え方や、どういう意図で練習をしているのかとか、そういったことが後押しになって今の自分のスタイルにつながりました」

「ワンバウンドのボールを振ってしまうことも多いのですが、それを見ようとすると手が出なくなる。思いっきりの良さは若手の自分にしか出せないと考えているので、そういうところも失わないようにアドバイスをもらっています」

1月4日に大分市内で行われた高校野球部OB会で同級生や先輩から激励を受けた梶原昂希。今シーズンのさらなる活躍に向けて決意を新たにしました。

梶原昂希:
「四死球が極端に少ないので、出塁率を考えたら一番バッターとして物足りないですよね。三振を減らして四球も選び、打球を前に飛ばすよう意識すれば出塁率も打率も変わるはずです。頭の整理もしっかりして、シーズンでやってきたことを継続しながらさらに磨きをかけていきたい」

「2025年の目標は全試合出場です。やっぱり全試合フルに出て、2年・3年続けることが本当のレギュラーだと思うので、1年間しっかり戦える選手を目指したい。チームとしてはリーグ優勝。そこをしっかり目指しながら個人としても試合数以上の安打数と盗塁王のタイトルも狙っていきたいと思います」