リーグ3位から下剋上で日本一に輝いた横浜DeNAベイスターズ。そのなかでもひときわ成長を見せたのが3年目の梶原昂希(25)です。2024年シーズンはヒットを量産し、レギュラーの座を確立。“ハマのギータ”と称される彼がシーズンを振り返るとともに、今後の抱負を語りました。
このままだと3年目でクビに…
梶原昂希:
「最初から最後まで充実して、いい意味で忙しい1年間だったと思います。日本シリーズはすごく貴重な経験となりました。立ちたくても立てる場所ではなく、個人の力でも行けるわけでもないので、今のチームで行けて良かったなと思いますし、今後の自分の野球人生でもすごくいい財産になるような経験をさせてもらえました」

大分市出身の梶原昂希は、大分雄城台高校を卒業後、神奈川大学に進学。1年生から主力として活躍し、2021年にドラフト6位でベイスターズに入団しました。昨シーズンは夏場を前にレギュラーに定着。自身最多となる91試合に出場し、打率2割9分2厘をマークします。さらにリーグ2位の16盗塁を記録するなど、チームの主力選手へと成長を遂げました。
梶原昂希:
「入団後、ピッチャーのレベルも違い、ついていくのも精一杯でした。1・2年目は課題と向きあって取り組んできましたが、このままだと3年目でクビになるなと思ったこともありました。そういう覚悟で2024年シーズンは最初から全力で臨みました」
「出塁を意識したことでコンタクト率が上がりました。前にボールが飛べばヒットゾーンに行く可能性があるので、内野安打も増えましたね。自分のフルスイングも失わずに、いかにアプローチするかを考えて取り組んできました。塁に出れば何かを起こせる可能性もあるし、後続は12球団最強クラスのバッターがそろっているので」