絵みたいな定食

夕食づくりもお手のもの。藤永さんの本業は、調理師です。
高校卒業後、飲食店や高齢者施設などで働き、先月までは、給食センターに勤務していました。
藤永さんの長年の夢は── “自分の店”を開くことです。


店名は、好きな数字からとった『13番食堂』

壁やカウンター、いすなど内装は、ほぼ自分で手がけ、もともと居酒屋だった店舗が理想の食堂に生まれ変わります。

キッズスペース付きの座敷には子ども好きな藤永さんのこだわりも…。

藤永健太さん:
「子どもたちが好きに絵を描いていいようなスペースにできたらなと。
なかなかお店に落書きとかする機会ないんで、思いっきり発散してもらえたら」


2階は、藤永さんの絵を自由に見ることができるアトリエにします。

定食は“丸いまな板”に盛り付けることに決めました。
藤永健太さん:「絵描くみたいに綺麗にできたらなと思ってるんですけど」

自宅で夕食の準備中、家族が帰ってきました。

葉次郎くん(2)「パパ~パパ~」
藤永さん「あっちっちよ」
『絵みたいな定食』の試作が、この日の夕食です。

刷毛で “丸いまな板”に バルサミコソースやトマトソースを塗る様子は、まさに絵を描いているよう。

見た目だけでなく、野菜、肉、魚と、バランスもいい定食です。

妻・静香さん(35):「おいしそう?」
葉次郎くん「うん」
静香さん「うん、おいしそうね」
家族4人:「いただきます!」


花愛「(笑)こっちの方がおいしい!」
静香さん「おいしいです、どれも(笑)私の頭じゃ思い浮かばない、すごい…やりたいように、自分が思うようにやったらいいと思います。がんばってください」
藤永さん「はい、がんばります」
