絵を描くために、絵を描いてる

保育園のころから絵を描くのが好きだった藤永さん。
本格的に絵を学んだことはありませんが、好きな気持ちは変わらず、自己流で描き続けてきました。

下書きはなし。
絵具はキャンバスに直接出します。
指で描いたり、芯の潰れた鉛筆で削るように描いたり、水で溶いた絵具を垂らしたり…とにかく自由です。



藤永健太さん:
「楽しいから描いてるっていう。完成させるのは目標なんですけど、完成させるためじゃなくて、絵を描くために、絵を描いてる」
『絵を描くこと』を自分だけで楽しんできた藤永さんでしたが、5年前、友人の誘いで初めて作品展を開いたのが転機となりました。

作品展に置かれた記帳ノートには、たくさんの子どもからのメッセージが書かれていました。
『楽しく描いた絵』が子どもたちの心に届くことを知りました。

子どもからのメッセージ:
すきな絵がたくさんありました。あなたみたいな絵を書きたいです。ありがとうございました。

藤永健太さん:「記帳のノートを見るのが楽しみで個展してる」