17年に渡って争われてきた「被爆体験者」の裁判が、9日に判決を迎えます。原告の多くがこれ以上裁判を続けることが難しいとしており、被爆体験者を巡る最後の判決になる可能性があります。「埋もれた被爆者」とも言われる被爆体験者、救済の行方は?
被爆79年の8月9日。平和祈念式典後に毎年行われている被爆者団体から総理大臣への要望の席にことし初めて「被爆体験者」が参加しました。

被爆体験者・岩永千代子さん:
「総理にぜひ見て頂きたい絵を持って参りました。鈴木さん達が描いた絵です。空が暗くなり太陽は真っ赤。家族の中に甲状腺がんや白血病等が現れるようになった等の多数の証言があります。総理に申し上げます。私達は被爆者ではないのでしょうか?」








