小泉防衛大臣はきょう、アメリカのヘグセス国防長官と会談しました。高市総理がトランプ大統領に防衛費を増額する決意を伝えるなか、アメリカ側から具体的な要求はあったのでしょうか?

高市総理
「日本の防衛力を抜本的に強化して、この地域の平和と安定により一層、積極的に貢献していきます」

きのう、トランプ大統領に対し、防衛費を増額する決意を伝えた高市総理。

きょう、日本を発ったトランプ大統領は韓国に向かう機内で…

アメリカ トランプ大統領
「彼女はとても聡明で、頭が良くて、エネルギッシュだ。彼女は偉大な日本の総理の一人になるだろう」

両首脳が日米同盟の抑止力の強化を確認するなか、きょうは小泉防衛大臣が就任後初めて、ヘグセス国防長官とおよそ1時間会談しました。

アメリカはこれまで防衛費の増額を同盟国などに繰り返し要求してきましたが、会談では、小泉大臣から日本政府が▼安全保障に関する3文書の改定や、▼政府の目標を前倒しして防衛関連費の増額に取り組む考えをヘグセス長官に直接伝えたということです。

小泉進次郎 防衛大臣
「将来の日米同盟の具体的な姿について率直に議論をして、大変実りのある会談になりました」

アメリカ ヘグセス国防長官
「日本の防衛費増額の方針は素晴らしいです。これは重要な前進であり、速やかに実行されることを期待しています」

ヘグセス長官は日本の防衛費の増額に期待を寄せる一方、「何かを要求したことは一切ない」と強調しました。

小泉大臣はヘグセス長官に対し、地元・横須賀名物のジャンパー“スカジャン”をプレゼントしたということですが、防衛費の増額はアメリカへの“プレゼント”にはならないのか。丁寧な説明が求められます。