オフィス用品通販大手のアスクル株式会社で、10月19日に発生したランサムウェア感染によるシステム障害は、発生から10日目となる28日時点でも依然として復旧していません。受注・出荷業務が停止した状態が続いており、同社は「ただ今、復旧に向けて全社を挙げて対応進めております」と説明しています。
システム障害続く 復旧の見通し立たず
アスクルによると、システム障害は10月19日(日)の朝に検知され、原因は外部からの不正アクセスによるランサムウェア感染とされています。
同日中にネットワークは切断されましたが、現在もWebサイトからの新規注文や新規顧客登録は停止したままです。現時点で、個人情報や取引情報の外部流出は確認されていませんが、調査は継続中です。
出荷停止中の注文はキャンセルに
10月21日時点で届けられていない注文、アスクルから出荷される商品はキャンセルになるということです。
メーカーなどからの直送品については、出荷可否を確認中で、キャンセルが確定次第、順次連絡しているということです。
アスクルは復旧作業を急いでいるとしていますが、現時点でサービス再開の具体的な見通しは示されていません。








