県警 事故防止対策ガイドラインを作成
また、県警察本部も駐車場の事故を防ぐための新たな取り組みを始めました。
(宮崎県警察本部交通企画課 近藤 圭 課長補佐)
「今回、我々として何か一歩踏み込んだ事故対策ができないかというところで、このような駐車場の事故防止対策のガイドラインを作成するに至ったというような経緯になります」

こちらが先月、県警が作成した駐車場の管理者向けの事故防止対策ガイドラインです。
ガイドラインで大きな柱として示しているのが、車と歩行者が通行する場所の分離です。


(宮崎県警察本部交通企画課 近藤 圭 課長補佐)
「人が歩く部分、車が通行する部分を物理的に遮断することで、なるべく交差する場所を減らしていく。特に、店舗の直近に横断歩道に類するような表示をしていただくと、歩行者の方もここを横断すればいいんだと、通る車両の方はここが横断歩行者がいる場所なんだということで、『乱横断』を防ぐということにもつながっていくと考えています」


このほか、歩行者用通路のカラー化や車の速度を抑制するため「ハンプ」と呼ばれる小さな段差の設置、それに、安全を確保しつつ、円滑な誘導を確保するための対策なども紹介されています。

(宮崎県警察本部交通企画課 近藤 圭 課長補佐)
「例えば、駐車場内の通路を一方通行にしてドライバーの方がわかりやすい動線にしてあげるとか、誘導員の方を配置していただいて円滑に車両を誘導していただく、そうすることで駐車場内の密度が減ってきて、危険を感知する場面も減ってくるのではないかと思います」
