食物アレルギーのある子どもたちの人数も割合も増えている
特定の食べ物に対し免疫が過剰に反応することでさまざまな症状を引き起こす食物アレルギー。
実は近年、発症する子どもたちが増えています。
宮崎県によりますと、県内の公立小中学校で食物アレルギーがある児童・生徒は、2010年度は2544人でしたが、昨年度は3742人に増加。

児童・生徒数が減っているにもかかわらず、食物アレルギーのある子どもたちの人数も割合も増えています。
アレルギーそのものが全体的に増えているのかな
宮崎県都城市にある小学校。
お昼のチャイムが鳴り、給食の時間になりました。
(児童)「おいしい」「カレー。(Q.カレーが一番好き?)うん」

教育現場でも子どもたちの食物アレルギーには細心の注意を払っています。
学校では、アレルギーのある児童には弁当を持参してもらうなどの対応をとっていて、万が一、アナフィラキシーショックが起きた場合に備えた訓練も行っています。

(都城市立西小学校 長谷川雅一校長)
「私が教員歴32年になるが、アレルギーそのものが全体的に増えているのかなと。特に、食物アレルギーについても増えていると感じる」
