タクシー料金が7月から値上げです。九州運輸局は、7月改定される運賃の上限を公示しました。
新しい運賃の上限は初乗りで770円と、現在より80円引き上げられます。
九州運輸局が26日に公示したタクシーの改定運賃によりますと、普通車の場合、初乗り運賃の上限が、現在の690円から770円へと80円引き上げられます。
また、走行距離に応じた加算料金も改定され、現在の298メートルごとに80円から、263メートルごとに80円となります。
(田中久泰記者)
「コロナ禍や燃油価格高騰に伴うタクシー運賃の値上げ、県民はどのように受け止めているのでしょうか」
(県民)
「770円・・・ちょっと二の足踏みますね」
「(ウクライナで)戦争みたいなものもあるからしょうがない」
「(タクシーを)利用したい部分もあるが、初乗りが770円は都会並みに近づいているので、私は利用しない」
タクシー運賃をめぐっては、コロナ禍や燃料費高騰などを理由に県内22のタクシー会社が九州運輸局に値上げを申請。
今回の改定に伴いタクシー会社は収益が改善されることになり、九州運輸局は、運転手の労働条件を改善するようタクシー会社に求めています。
運賃の改定は、2020年2月以来で、7月26日から適用されます。