自民党の総裁選をめぐり、茂木前幹事長がきょう出馬を正式表明しました。日本維新の会や国民民主党との連立協議も模索する考えで、野党との連携のあり方も総裁選の焦点になる見通しです。
総裁選、2度目の挑戦となる茂木前幹事長(69)。出馬会見では「2年で結果を出す」と意気込みました。
自民党 茂木敏充 前幹事長
「私は(自民党が)最悪な状況だからこそ立ち上がる決意をしました。自民党を日本経済を必ず再生の軌道に戻す。そして次の世代にしっかりとバトンを渡せる政治をつくる。その目標は2年。再生の道筋をつくります」
「結果を出せるベストチーム」を作ると強調し、小泉農林水産大臣や小林元経済安全保障担当大臣の名前をあげて、党内の若手を積極的に登用する考えをあきらかにしました。
野党との連携についても。
自民党 茂木敏充 前幹事長
「基本的な政策が一致できる政党と新たな連立の枠組みを追求し、力強い政権基盤を固めていきます」
野党との連立協議を模索する考えを示し、日本維新の会や国民民主党とは「しっかり話をしたい」と述べました。
これに対し、維新の吉村代表は先ほど…
日本維新の会 吉村洋文 代表
「参院選でも公約に掲げた社会保険料を下げる社会保障改革と、そして副首都、ここは大きな2本柱ですから。自民党の総裁候補はどう考えるのかということをこれからしっかりと聞いていきたい」
そして、Nスタに出演した国民民主党の玉木代表も「政策で一致できるかが重要」と述べました。
国民民主党 玉木雄一郎 代表
「いきなり連立っていうのはなかなかハードルが高いと思いますから、繰り返しになりますけれども、まずは政策で一致できるか。特に我が党と自・公は去年の12月、3党合意を結んでますから。2つの約束、ガソリンの暫定税率廃止と103万(円)の壁の更なる引き上げ。これをどのようにそれぞれお考えになるのかを見定めたいと思っています」
こうしたなか、出馬への動向が注目されている小泉農林水産大臣(44)はきょう、国民民主党の榛葉幹事長から災害復旧に関する陳情を受け、面会しました。
小泉進次郎 農水大臣
「今までの人間関係なども生かしながら政策課題を前に進めていく。その中には国民民主党の玉木さんや榛葉さんもいらっしゃるのは当然のこと。これからも幅広く声を伺いながら、とにかく国民の皆さんは政策課題を前に進めてもらうこと。これを今の政治に望んでいると思います」
衆参両院とも“少数与党”となるなか、野党との連携のあり方が総裁選の焦点の1つに浮上しています。
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