宮崎県内でも身近に生息するアメリカザリガニとアカミミガメに注目します。なかには、「ザリガニ釣りをした」ですとか、この「アカミミガメを飼ったことがある」という方もいらっしゃるかもしれません。
このアメリカザリガニとアカミミガメですが、今月から「条件付特定外来生物」というものに指定されました。
指定された背景、そして、今までと何が変わるのでしょうか?
神話の舞台にも大量に生息 寿命も40年程度と長い アカミミガメ
こちらは神話の舞台にもなっている宮崎市のみそぎ池。
(大淀川学習館 濵田洋輔さん)
「ポコポコいるやつがそうなんじゃないかなって思います。なんか顔とかでてます」
(記者)
「めちゃくちゃいますね」
(大淀川学習館 濵田洋輔さん)
「めちゃくちゃいますね。耳のところ赤いですね。赤い線がピッて入ってるじゃないですか、アカミミガメの仲間ですね」



ここに多く生息するのが通称「ミドリガメ」とも呼ばれるアカミミガメ。実は、北米原産の外来種です。
アカミミガメは、1950年代以降から、ペットとして大量に輸入。

(大淀川学習館 濵田洋輔さん)
「一番最初にこの状態で『かわいい』って言って飼ってて、しばらく経って大きくなったら、これくらい大きくなって長く生きるので」

寿命も40年程度と長いため、大淀川学習館の濵田洋輔さんによりますと、飼育途中で手放してしまう人が多いということです。
いまでは日本各地に分布し、在来の生物などに大きな影響を与えています。
(大淀川学習館 濵田洋輔さん)
「(アカミミガメが)環境の変化に強いので、分布域を広げやすいっていうのと、すごい雑食性が強いので、結構なんでも食べちゃうんですよ」
