SNSで違法薬物の勧誘が 『元気になる薬あるけど、いる?』
そして、もうひとつ、違法薬物の摘発が増えている要因とされるのがSNSの普及。実際、ダルクに通う人のなかにもSNSで違法薬物の勧誘がきていたという。
このみさん(アノニマスネーム)
「ツイッターとかSNSを通じて、違法ドラッグやシンナーだったり、マリファナだったりを勧めてくる人たちがいた。『元気になる薬あるけど、いる?』とか勧めてくる人たちがいる」

人生なくすんだったら、そんな知らなくていいことを知ることはない
甘い言葉で誘い言葉巧みに近づいてくる違法薬物の影。
一度でも、使ってしまえば簡単に抜け出せなくなり心と体をむしばんでいく。
ジャンクさん(アノニマスネーム ※1)
「『一度だけ、どんなのか試してみよう』なんていうのは、ちょっとこれは絶対やばいと思う。そこで一回はまれば、それはもうずっと、下手すれば一生つながるし、そこでやめられる人もいるのかもしれないけど、ほとんどいないと思う。やっぱり、それで人生なくすんだったら、そんな知らなくていいことを知ることはない」

(スタジオ)
絶対に違法薬物は使用しないことを大前提としますが、日本の社会の中で、社会復帰を後押しする制度や社会の空気感が醸成されればという声を聞くことがあります。
というのも、例年、違法薬物の摘発者のうち4割程度は再犯者が占めているということです。
このような点も考えていかなければならないと感じます。
また、インターネット上に情報があふれ、誤った情報が散在する中、改めて、違法薬物の怖さなどについて理解を深めておく必要性が高まっています。
※MRTテレビ「Check!」6月9日(金)放送 「Check!調査班」から