65歳の時にパーキンソン病と診断 1年ほど現実を受け入れられず
岡村さんは、今から7年前の63歳のころ、突然、手首などが震える症状が出てきました。
その後、65歳の時にパーキンソン病と診断されました。

パーキンソン病は、手足が震えたり、思うように動かなくなったりといった症状が出る神経の難病です。
(岡村恵子さん)
「もうショックでしたねやっぱりね、ガーンっと来たっていうか真っ白っていうか、このままで終わるのかな私なんて思ったりして一時期、気持ちが落ち込みましたね」

診断後、1年ほど現実を受け入れられない時期が続いたといいます。
『今のうちに、今のうちに』
しかし、「落ち込む時間がもったいない」と思い始めた岡村さん。
若いころから好きだった絵を描こうと筆をとり、絵画教室にも通い始めました。

(岡村恵子さん)
「体が動かなくなるのに、あと私に残された時間ていうのはどれだけあるかわからないからですね。だから、『今のうちに、今のうちに』っていうこと。時間が惜しくてですね、もう、とにかく描けるだけ描きたいと思ってます」

岡村さんが描くものの多くは、風景を切り取ったもの。
木や石といった自然が作り出す形を表現しています。
(岡村恵子さん)
「あまり普段、かしこまったのは描かないので、木とかが好きなもんですから、木とか、石とか、岩とかですね、そういったのが好きなので、そういった物が結構多いかな」
