実業団の日本一を決める元日のニューイヤー駅伝。
前回王者の旭化成は、12日、練習を公開しました。2連覇に向け、気合十分です。

今年の元日の大会で、5年ぶりに頂点に輝いた旭化成陸上部。
2連覇を狙うチームは若手からベテランまで選手層の厚さが特徴です。

(旭化成陸上部 三木 弘 監督)
「勢いのある若手と中堅どころの実力のある選手、経験豊富なベテランという形でまんべんなくバランスよく組めた」

特に注目なのが入社3年目のこの3人。

まずは、前回、1区で区間賞の長嶋幸宝選手。
今年はけがを乗り越え、前回同様、堂々とした走りに期待です。

(旭化成陸上部 長嶋幸宝選手)
「1番チームで若いというところもあるので、勢いづく走りをして、チームに活気がでるような走りができたら」

続いて、葛西潤選手は、東京世界陸上の1万メートル代表にも選ばれ、世界の舞台で培った経験を生かし、チームを引っ張ります。

(旭化成陸上部 葛西 潤 選手)
「自分自身攻めの走りが強みだと思うので、前との差が何秒あろうとしっかり攻めて追いつく走りだったり、チームに勢いづけられる走りができたらいい」


そして、前回アンカーを務め、区間新記録で優勝に導いた井川龍人選手。
エースとしての自覚が芽生えてきていると今大会への自信をのぞかせます。

(旭化成陸上部 井川龍人選手)
「大きな大会への集中力というのは誰にも負けない自信があるので、ここから誰もが認めるエースになれるように頑張りたい」


12日はニューイヤー駅伝に向けた壮行会が行われ、市民らから激励を受けました。

(旭化成陸上部 相澤 晃 主将)
「(九州実業団)毎日駅伝では8位ということで、きょうのように激しい向かい風が吹いていましたが、本番に向けてこの風を追い風に変えて、ニューイヤー駅伝当日は2連覇を目指して激走していきたいと思います」


今回で70回目の記念大会となるニューイヤー駅伝。2026年元日に熱い戦いが繰り広げられます。