4日夜、延岡市のガソリンスタンドに男が押し入り、経営者の男性に対して金を要求したうえ、工具で殴る暴行を加えて逃走しました。
店に防犯カメラはついておらず、犯人はいまだ逃走中です。

(田尻怜也記者)
「あちらのガソリンスタンドで事件が発生したものとみられます。現場周辺は規制線が張られるなどしてものものしい雰囲気となっています」

警察によりますと、4日午後7時半ごろ、延岡市伊形町のガソリンスタンドに男が押し入りました。

男は1人で閉店作業をしていた40代の経営者の男性に対し刃物のようなもの見せると…

「お金をください」

こう言ってお金を要求しました。

さらに、店にあった金属製の工具で経営者の男性の足を殴る暴行を加え、現金を奪い取ろうとしましたが、男性が抵抗したため、何もとらずに走って逃げました。

経営者の男性は右足に軽いけがをしたということです。

犯人の男は20歳くらいで、身長はおよそ170センチ、フード付きの黒っぽいパーカー、黒縁めがね、青っぽいマスクを身に着けていたということです。

(付近住民)
「(足音が)『ドタドタ』っていう感じだった。車が入ってきたような音ではないし、なんだろう?この音はと・・・」
「怖いですわ。早くみんな安心して生活ができるように捕まってほしい」

現場近くには伊形小学校があり、5日は、児童たちが複数人でまとまっての登下校や保護者が送迎する対応がとられました。

(保護者)
「早く捕まってほしいというのしかない。帰りも心配で迎えにいくと思う」

(伊形小学校 松山弘治校長)
「保護者の危機感も高まっていると感じた。早く捕まって子どもたちの安全が確保されるといいなというふうに思っている」

ガソリンスタンドに防犯カメラは設置されておらず、捜査関係者によりますと、いまのところ有力な情報も少ないということです。

警察は強盗傷害事件として捜査していて、犯人の行方を追っています。