物価高対策をめぐっては、「おこめ券」を配布するのかが全国的に注目されています。

「おこめ券」は、取扱店のステッカーが貼ってある店舗でコメと引き換えができ、店舗によっては食料品や飲み物と交換できる場合もあります。

1枚500円で店頭で利用する際には12%の手数料が引かれるため、実際に交換できるコメの価格は440円分になるということです。

交付金をおこめ券に使うかは自治体が判断します。


そこで、今回、MRTでは、宮崎県内26市町村におこめ券を配布するかどうか、電話取材しました。

その結果、まだほとんどが「検討中、もしくは未定」で、1か所だけ「配布しない」ことを決めている自治体がありました。

この配布しない自治体では、別の商品券を検討しているということです。

そして、検討中という自治体からも、おこめ券については「コメ農家が多く、おこめ券は効果的ではないのでは」、「おこめ券は事務手数料がかかってしまうため配布しない可能性がある」といった意見が聞かれています。

農業県である宮崎の自治体の事情も見えてくる結果です。

おこめ券については、自治体への国の説明が、3日に始まったばかりということで、今後、各自治体の方針が決まっていきそうです。