宮崎県が国内で初めて感染者数100人に達する


(宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター岡林 環樹 教授)「県内感染者が合計100名を超えてると。これは2013年からの調査の合計累計数だが増加傾向にあるのかなと」


2013年に国内で初めて確認された「SFTS」。


全国の都道府県で、宮崎県が初めて感染者数が100人に達したのだ。
このうち26人が死亡しているという。

感染者数の増加について岡林教授は、ウイルスを持ったマダニが増加している可能性もあるとした上で、宮崎の環境も影響しているのではと話す。

(宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター 岡林 環樹 教授)「自然が多い。自然が豊かであるといったところからマダニに接触する機会が多いというのは言われていた」


そして、これからの時期特に注意が必要だという。

(宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター 岡林 環樹 教授)「人では大体5月ごろをピークに発生数が増えることが国立感染症研究所報告で言われている。このSFTSを媒介するマダニはほんとにどこにでもいると」


春から秋にかけて活動が活発になるというマダニ。

これから、レジャーシーズンが本格化するのを前に、この感染症についてしっかりと理解しておくことが大切だ。

(宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター 岡林 環樹 教授)「無駄に怖がる必要はないと思うが、そういった感染症があるという事実を理解して行動してもらえれば」