母親に笑顔を届けたいコスプレランナー
一方、レース中、多くの視線を集めていたのが、宮崎市高岡町在住のコスプレランナー、前畑太郎さんです。
病気の母親に笑顔になってもらいたいと始めたコスプレ。
ほかのランナーたちや沿道の市民にも多くの笑顔を届けながら、ベストタイムでゴールしました。


(前畑太郎さん)
「応援団がすごくて、あれを見ると呼吸が乱れてですね、でも笑わしてもらった逆に。青太で青い格好でベストタイムで、最高です!」
(母・れい子さん)
「楽しかったです、元気いっぱいです!」



病を乗り越えて参加した夫婦は?
またこちらは、夫婦で参加した都城市の重田信之さんと妻の絵里香さん。
(信之さん)
「記録より記憶に残る大会にしたい」
(絵里香さん)
「不安しかないがこの緊張を楽しもうと思う」
(息子・悠成くん)
「がんばれー!」

信之さんは、甲状腺の病気、「バセドウ病」を抱えながらもマラソンに打ち込み、そんな夫の姿を見て、絵里香さんは今年、青太に初挑戦しました。
信之さんは去年よりタイムを縮めて無事にゴール。

一方、絵里香さんは残り10キロ地点、必死にゴールを目指します。しかし、惜しくも残り5キロの関門で制限時間を超えてしまいました。


(重田絵里香さん)
「ゴールできなかった…悔しいですけど。前を向いてとよく(信之さんが)言うので、前を向きながら頑張りました。」
(重田信之さん)
「しっかり前向いて腕振って走っていたのでもうそれだけでそれが見れたのがすごく満足」

今年も笑顔と涙があふれる大会
(完走した人)
「すごく頑張ってくれて一緒にゴールできてよかった」
「すごく気持ちがいいコースだと聞いていたので走り甲斐があった」
「気持ちよかったです。青太最高です!」



それぞれの思いを胸にランナーたちが駆け抜けた青島太平洋マラソン。
今年も笑顔と涙があふれる大会となりました。



※MRTテレビ「Check!」12月12日(月)放送分から