新型コロナウイルスについて、宮崎県は、感染の拡大に伴い、独自の警報レベルを一段階引き上げ、「医療緊急警報」を発令しました。
県内では、今週に入り、新型コロナの1日あたりの新規感染数が1000人前後と急増していて、病床使用率は、8日現在、30%近くになっています。
このため、県は、9日、緊急の対策本部会議を開き、県独自の3段階の警報のうち上から2番目にあたる医療緊急警報を発令しました。
警報の期間は、9日から当面の間となっています。
発令に伴う行動要請は、「混雑した場所や感染リスクの高い場所への外出・移動は慎重な判断を」としていて、大人数・長時間の会食は控えるよう求めています。
また、高齢者施設で対面での面会を制限することを要請しています。
県では、医療機関や学校などに抗原検査キットを配布し、集中的な検査を実施するほか、今月17日から宮崎港での抗原検査キットの無料配布を再開することにしています。