今年度上半期、宮崎県内で倒産した企業は27件と、過去10年間で最も多くなりました。
東京商工リサーチ宮崎支店によりますと、今年度上半期、県内で1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は27件で、前の年度の同じ時期から4件増加し、過去10年間で最多となりました。
一方、負債総額は36億2400万円で、小口倒産が多かったことから、前の年度の同じ時期を9億5000万円下回りました。
業種別では、建設業とサービス業ほかがそれぞれ7件で最も多く、次いで、製造業が6件でした。
倒産の原因のほとんどは販売不振となっています。
今後の見通しについて、東京商工リサーチは「業績回復が遅れた中小企業は新たな資金調達も難しく、年末の資金需要に対応できない企業の倒産が増える可能性がある」としています。