仙人の棚田米を使った日本酒プロジェクト

(椎葉昌史さん)「この景色とかを残していくというのは僕らこの年代に対する責務なんじゃないかなと思うので、それに対してアプローチのしかたが今回、日本酒だったんですけど。コメ作りを長くやっていこうという思いが持っていただけたならやった意味があったかなというのは思いますけどね」

椎葉さんは、棚田でコメをつくっている7軒の農家から、およそ900キロのコメを適正な価格で買い取り、千徳酒造へ日本酒の製造を依頼しました。
また、プロジェクトでは、棚田がある松尾地区の出身で村役場に勤める松岡哲寛さんが、生産農家との橋渡し役になりました。

(椎葉村役場・松岡哲寛さん)「昌史さんのこのお酒造りとかに対する気持ちというか地域の人も良く感じている部分もあると思うので、そういった中で協力者の方がいらっしゃって1年でもコメをつくろうかなと思ってくれると嬉しいなと思いますね」
松岡さんの父親で、50年以上、仙人の棚田でコメづくりをしている幸吉さんは、今回の取り組みについて

(松岡幸吉さん)「そりゃ造ってみたら面白いかなと思いました。みんな待ってます。」