石破総理は、今年のノーベル生理学・医学賞に選ばれた大阪大学特任教授の坂口志文さんと電話し、「世界に誇る立派な研究だ」と称え、祝意を伝えました。
石破総理
「個人でいうと日本人で29人目ということになるんだそうですが、本当に世界に誇る立派な研究、本当にありがとうございます。おめでとうございました」
大阪大学 坂口志文 特任教授
「ありがとうございます。ある意味頑固にやってきたことが今日に繋がったんだと思います」
ノーベル生理学・医学賞に選ばれた坂口さんは免疫学が専門で、「制御性T細胞」と呼ばれる免疫の過剰反応を抑える働きを持つ細胞を発見しました。
坂口さんが発見した「制御性T細胞」は自己免疫疾患を防ぐ働きをしますが、逆に、この「制御性T細胞」を除去することで癌免疫治療に効果があることもわかっていて、アレルギーやがんの治療などへの応用が期待されています。
坂口さんが研究を続け、“理想的ながんに対する治療法になるよう進めていく”との考えを示すと、石破総理は「夢のような時代は何年ぐらいで来るのでしょうか?」と質問。これに対し、坂口さんは「20年くらいの間にはそこまでいけるのではないか。がんは全然怖い病気ではなく、治せるものだというような時代に必ずなると思っている」と話しました。
日本のノーベル生理学・医学賞の受賞者は、2018年の本庶佑さん以来6人目です。
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