里親制度について考えます。
里親とは、親の病気や経済的理由などの事情により、家庭で生活することができない子どもたちを自分の家庭に迎え入れて育てる人のことです。

宮崎県内では様々な事情により家庭で暮らすことができない子どもが、2023年度時点で418人います。
このうち、およそ9割にあたる370人は、乳児院や児童養護施設で暮らしていて、里親家庭や、6人まで養育できるファミリーホームで暮らしているのは48人と、里親への委託率は、11.5%となっています。
この数字を全国的にみてみると、全国平均が25.1%なので、宮崎県は里親への委託が比較的進んでいないという現状があります。

里親家庭に預けられた子ども、そして、迎え入れた夫婦、それぞれの思いから、里親制度について考えます。