プロ野球のキャンプリポート。今回は、6年ぶりのリーグ優勝を目指す埼玉西武ライオンズです。

去年の悔しさを晴らすために 西口文也新監督

(廣末圭治記者)
「チーム一丸となって。埼玉西武ライオンズは開幕へ向けて宮崎キャンプから闘志を燃やしています」

宮崎県日南市の南郷スタジアムでキャンプを行う埼玉西武ライオンズ。

昨シーズンは球団史上ワーストとなる91敗でリーグ最下位に沈み、ファンからは名門復活を望む声が上がっています。

(ファン)
「すごく迫力があって楽しい」
「キャンプに来たら沢山近くで見られて楽しい」
「ライオンズがんばれ!」
「やっぱり優勝してほしいが、最下位を脱出してほしい」
「優勝目指して頑張れ!」

チームの再建を任されたのは現役生活、西武一筋だった西口文也新監督。

「ALL ONE」をスローガンに掲げ、勝負のシーズンに臨みます。

(埼玉西武ライオンズ 西口文也新監督)
「一人一人が自分の力を出してくれれば、チームの力になるということで、みんなに期待したい。誰がレギュラーを取ってくれるかという部分は楽しみなので、去年の悔しさを晴らすために、今年、何としても上を常に目指していきたい」

課題は得点力 打撃陣は

昨シーズン、チーム打率、ホームラン数共にリーグ最下位となり、得点力が課題となっている西武。

そんな打撃陣を引っ張るのは、昨シーズンチーム最多138安打をマークした源田壮亮選手です。

7年連続のゴールデングラブ賞にも輝いた源田選手は、今年も攻守でチームを引っ張ります。

(埼玉西武ライオンズ 源田壮亮選手)
「しっかり先頭に立って、周りの選手を巻き込んで、引っ張ってというところを意識してプレーしている。とにかく勝ちゲームをたくさん届けられるように頑張るだけ」

また、源田選手と同い年で選手会長を務める外崎修汰選手も練習に汗を流していました。

さらに注目は、レベルアップを図る若手選手たち。

去年のプレミア12で侍ジャパンに選出された古賀悠斗選手や、ドラフト2位でルーキーの渡部聖弥選手の活躍が期待されます。

チーム復活への期待 投手陣は

一方、昨シーズン、チーム防御率がリーグ4位にとどまった投手陣。

チームの復活に向けて期待がかかるのは、昨シーズン最多奪三振のタイトルを獲得し、2年連続で開幕投手を務める今井達也投手です。

今月18日の紅白戦では最速151キロの直球と変化球を織り交ぜ、2回を投げて3つの三振を奪った今井投手。
実戦初登板で上々の仕上がりをみせました。

(埼玉西武ライオンズ 今井達也投手)
「自分が思っていたより球速が出ていたし、まとまって投げられたと思った。開幕投手にも指名してもらったし、ピッチャー陣の中心として引っ張っていけるように1年間頑張りたい」

また、昨シーズン勝ち星を挙げられなかった高橋光成投手は紅白戦で最速156キロをマークし復調の兆しを見せました。

このほか、去年のプレミア12で侍選出の隅田知一郎投手や、平良海馬投手ら主力選手たちも実戦モードで調整にあたっています。

6年ぶりのリーグ優勝を目指す、西武
勝負の開幕へ向けチーム一丸となって闘志を燃やしています。

西武のキャンプは、日南市の南郷スタジアムで今月24日まで行われます。

※MRTテレビ「Check!」2月21日(金)放送分から