メジャーリーグでドジャースがワールドシリーズ連覇を果たし、都城高校出身の山本由伸投手がワールドシリーズMVPに輝きました。宮崎県内からも喜びの声が聞かれています。

2日のワールドシリーズ第7戦。

9回の土壇場で同点に追いついたドジャースは、前日の第6戦で先発した山本由伸が異例の中0日でリリーフ登板します。サヨナラのピンチでマウンドを託された山本は、1アウト満塁の状況から打者2人を見事打ち取りチームを救います。

そして、ドジャースの1点リードで迎えた延長11回、最後はダブルプレーに打ち取り試合終了。

激闘を制したドジャースは、球団史上初のワールドシリーズ連覇を達成。

歴史に残る快投を見せた山本は、2009年の松井秀喜氏以来、日本選手史上2人目となるワールドシリーズMVPに輝きました。

(ワールドシリーズMVP・ドジャース・山本由伸投手)「僕はきょう2日連続で投げたが、ほかの選手もコンディションがギリギリでもできることは全部やって、プレーしたので気持ちが一つになった結果だと思う。練習してみたら、すごく感覚が良くて…気づいたらマウンドにいました(報道陣の笑い声)」

(三浦功将記者)「ありました、ありました!空の玄関口も山本投手の偉業を称えています」

山本投手の活躍に県内からも喜びの声が挙がっています。

「もうすごいですよね、世界に名が知れる(選手で)宮崎人としてうれしく思う」「都城高校にいたので、身内みたいな感じですごくうれしくなった」

「大変誇らしく思っている。最近はテレビ離れになっていたが(テレビを見る)いいきっかけをもらえた」

「覚悟とか自信がないとやっていけないので(山本投手は)そういったところは素晴らしいなと思う」

(三浦記者)「きのうの山本投手の活躍に、県内の野球少年たちも大きな刺激を受けているようです」

宮崎市の少年野球チームではここ数日、ワールドシリーズの話題でもちきりとなったようです。

(どうだった山本投手?)「やっぱMVPすごいっすね」

「山本投手最高です。延長11回まで投げるなんてマジですごすぎてびっくりした」

「ぼくはピンチのときとか焦って力んだりするので、山本さんみたいに冷静になって投げたい」

そして、山本投手が高校時代を過ごした都城高校の後輩たちは…

(都城高校野球部の部員)「由伸先輩がすごい記録を残してくれたので自分たちもこの夏甲子園に行って、良い報告ができるように絶対に甲子園に行く」

「野球に対する姿勢とか生活のところとか尊敬している。今シーズン以上の結果を来年は出してほしい」

日本列島を沸かせた“世界一のエース”山本。県民に大きな感動と勇気を与えてくれました。