代表的な「手力雄」「鈿女」「戸取」など合わせて6番が厳かに舞われた

そして、午後3時半、棚田夜神楽が開幕。

まず、近くの石神神社から神様を神庭にお連れする「舞い込み」から始まりました。

そして、「ほしゃどん」とよばれる舞手による神楽が披露されました。
演目については、実行委員長で、自身も舞手を務める甲斐宗之町長が解説しました。

徐々に日が沈んでいく棚田。
最後には、代表的な「手力雄(たぢからお)」「鈿女(うずめ)」、それに「戸取(ととり)」など合わせて6番が厳かに舞われました。

観客たちは幻想的な雰囲気に酔いしれていました。

(観客)
「大変心が洗われました、久しぶりにすっきりした感じです」
「初めてでしたけど、楽しかったです。皆さんいい方ばっかりで、おもてなしもしてもらって、またぜひと思いました」
「みなさん、アットホームというか、温かい感じで出迎えてくださったのが、うれしかったです」

(実行委員長 高千穂町・甲斐宗之町長)
「棚田という舞台で神楽を見るというところに、これだけ多くの人が興味を示してもらったということは、大変大きな手ごたえを感じたところなので、できるなら神楽保存会としてもつづけていきたいなというふうに思いました」