10月は乳がんの正しい知識の普及と、早期発見・早期治療の重要性を伝えるピンクリボン月間です。
今、乳がんは日本人女性の9人に1人がかかるがんと言われています。

自らも乳がんに罹患しながら、がん患者を支援する宮崎市の女性を取材しました。

医療者だけでは患者さんの心を支えることはできない

(土日ルリ子さん)
「がんのサポーターの心得というので、イメージすることばを書いていきます」

去年11月、宮崎市で開かれた「がんピア・サポーター」養成講座。
「がんピア・サポーター」とは、がん患者とその家族の悩みや生活の不安などに寄り添う人のことです。

この日、講師を務めたのは、県内に17人しかいない、緩和ケア認定看護師の土日ルリ子さん。

がん患者の緩和ケアに携わってきた経験から、参加者に対し、患者、そして、家族と接する際の心構えなどを説明しました。

(土日ルリ子さん)
「医療者だけでは患者さんの心を支えることはできないので、がんサポーターの人たちにもその1人になってほしい」