自分のやりたいことを継続、持続的に
そんな廣末さんの夢を後押ししてくれたのが、昨年度から村がスタートさせた事業「椎葉ラボ」です。
「椎葉ラボ」は、村の資源を活用した新たなプロジェクトを応援するもので、企画が採用された人には支援金として最大20万円が支給されます。

事業には村内外、個人企業を問わず、誰でも応募することができ、村は新たなプロジェクトが生まれることにより、関係人口の増加を期待しています。
(椎葉村役場地域振興課 尾前貴大さん)
「村内の商工業関係の数が少なくなってきている。こういった状況を打開、そういう形でこちらでも企画できないかというところで、こういった事業をはじめてみようというところがきっかけになっている」

去年の募集では、廣末さんのほか、県外在住の2人の企画が選ばれ、支援を受けています。
シイタケやお茶など村の特産品を県外に販売したり、村で採れたユズを原料としたクラフトビールを製造したり、いずれも村の資源を存分に使ったプロジェクトとなっています。


(椎葉村役場地域振興課 尾前貴大さん)
「こちらの意図しては、一回きりという形で終わるのではなく、『自分のために』が『村のためになる』というところから、自分のやりたいことを継続、持続的にしていただく、こういった事業をこちらとしては非常に望んでいる」

