世界のスマホ市場でシェア拡大を続けている中国の「シャオミ」が、日本市場に向け最新機種を発表しました。ニックネームは“iPhoneキラー”。どんな機種なのでしょうか?

東京・銀座にできた人だかり。そのお目当てはアップルのティム・クックCEOです。

アップルは銀座にある直営店を改装し、きょう再オープン。アップル銀座は2003年11月に開店。アメリカ以外では、第一号となる直営店です。

Apple ティム・クックCEO
「アップル銀座は日本初のアップルストアであり、私たちには特別な思い入れがあります。素晴らしい歴史に新たな1ページを刻むことを大変うれしく思っています」

改装された銀座店は、ビルの4階までが店舗となり、最新の「iPhone17」など全ての製品を購入することができます。

CEO自ら来日し、販売に弾みをつけたいアップル。日本のスマホ市場はいま、苛烈な“シェア争い”が起きています。

ピーク時には7割を超えていたiPhoneユーザー。ところが、今年には6割を切り、アンドロイド勢に迫られているのです。

「(iPhoneは)高い。次かえようっていかない。躊躇しちゃう」
「性能比較するとAndroidの方が上だと思っている」

スマホシェアをめぐる“覇権争い”をどこが制するのか?

こうした中、中国の企業「シャオミ」が発表したのが“iPhoneキラー”。

シャオミ 雷軍CEO
「iPhone17シリーズすべてと比べても、我々のスマホはこれほど充電が長持ちする」

最新機種の発表会で「iPhone17」を真横に並べ、性能を比較する“異例のプレゼン”を行いました。

アップルへの対抗心を鮮明にするシャオミ。実は、世界のスマホ市場では、シェア2位の座をアップルと激しく争う存在です。最近では、電気自動車の開発にまで乗り出しました。

そのシャオミがきょう、日本で最新機種を発表。一番のウリはカメラ性能です。

シャオミ・ジャパン 鄭彦 副社長
「ライカカメラによるこの色見、写真の高級感というところが、まずお出しできる」

ドイツの高級カメラメーカーと共同開発した4つのカメラを搭載。

さらに…

シャオミ・ジャパン 鄭彦 副社長
「なんと言ってもシャオミの適正価格で、お買い求めやすい価格で提供する」

目を引くのがその価格。先日発表された「iPhone17Pro」と比べ7万円の差があります。

中国の“iPhoneキラー”は、世界でも有数のアップル好き=日本でもシェアを獲得するのでしょうか?