刀鍛冶で、「日本刀制作技術」が宮崎県の無形文化財に指定されている松葉一路さんの新しい作業場が日之影町に完成し、火入れ式がありました。
刀鍛冶の最高峰「無鑑査刀匠」の称号を持つ松葉一路さんは、日向市にあった自宅と作業場が、おととし10月、火事に見舞われ全焼。
松葉さんは、このほど日之影町に新たな作業場を完成させました。
23日、行われた火入れ式では、関係者や地元の人およそ30人が見守る中、松葉さんが神事で使われた火を受け取り、炭に移して玉鋼を打っていきました。
(松葉一路さん)
「ホッとしたいう気分があるんですけど、これからですからね。これからどれだけ刀を打っていけるか、作っていけるかというところで、もう頭がいっぱいですね」
松葉さんは、今後、作業場が刀鍛冶を養成するような場所になればと夢を膨らませています。