医療崩壊の危機に直面する中、宮崎県は、11日、「医療非常事態宣言」を発令しました。
最大限の警戒を呼びかける一方、強い行動制限はない今回の宣言。街の反応を取材しました。
県は、11日、独自の警報で最高レベルの「医療非常事態宣言」を発令。
県民に対して、いつも一緒にいる身近な人以外との接触機会を減らすことなどを呼びかけていますが、強い行動制限は設けていません。
(県民)
「自分なりに気を付けないとしょうがないんじゃないか」
「(宣言で)行動が変わると思えないので、あまり意味がなかったかもしれないと思っちゃう」
(熊本から帰省中)
「僕も2年ぶりに宮崎に来たが、予防を各個人で対策を取ってやっていくしかないかという気はする」
(県民)「結局のところ、あまり規制がないというか動ける状態であるから、その辺を考えたらあまり変わらないかと」
また、県は、延期できるイベントは、開催について慎重に判断するよう求めています。
日南市で14日に開催予定の「寿太郎まつり」は、関係者で協議した結果、花火は実施しますが、神事や盆踊りなどを中止することを決めました。
(寿太郎まつり協賛会 内田公明会長)
「5年振りの開催ということでスタッフ一同力を入れて、準備を進めてきたところだった。本当に残念。来年に向けて新たな気持ちでこれからまた来年いい祭りができるように準備をしていきたいと思う」
本格的なお盆休み前に発令された「医療非常事態宣言」。感染拡大を抑えることができるのかその効果が注目されます。