新型コロナに対応する医療の現場の負担を減らそうと、宮崎県は「陽性者登録センター」の運用を8日から始めました。
これに伴い、宮崎市内では39歳以下の人を対象にした抗原検査キットの配布が行われ、さっそく多くの人が利用しました。
(税田奈緒子記者)
「症状が出た場合、予約をしなくてもこちらの会場で検査キットを受け取ることができます」
「陽性者登録センター」の運用は、発熱などの症状がある人に検査キットを配布し、自ら検査を行ってもらうことで医療機関の負担を減らすものです。
センターの運用に伴って宮崎港にある津波避難施設の駐車場では、ドライブスルー形式による抗原検査キットの配布が8日から始まりました。
配布の対象となるのは、発熱などの症状がある人のうち、基礎疾患のない39歳以下の県内在住者で、運転免許証を提示すれば、予約なしで検査キットを受け取ることができます。
このキットを用いて陽性が判明した場合、キットに同封されている資料のQRコードから「陽性者登録センター」に報告し、医師により陽性が確定されます。
(宮崎県感染症対策課 柚木崎健人主事)
「有症状になった方が医療機関にかかるときに、医療機関がひっ迫してきているというところもありまして、こちらの当センターを使っていただいて医療機関の負荷軽減に繋がればと期待しております」
検査キットの配布は今月14日まで行われ、県では、自宅配送を希望する人についても特設サイトで予約を受け付けています。
8日は、宮崎市も独自に抗原検査キットを配ることを発表しました。
配布は、今月11日と14日の午後1時から4時まで、市役所の第5駐車場で200個を上限に配布されます。