基本的にはありがたいというか、前向きに受け止めていて

今回のマイナス金利解除の影響は「家計」だけではなく「企業」にも広がります。

そこで、今回の決定について宮崎県内の企業はどのように受け止めているのか、また、今後の見通しについて専門家に聞きました。

従業員およそ200人を抱える鶏卵の生産販売を手がける都城市の「フュージョン」。

フュージョンでは鶏のエサを海外から輸入していて、赤木社長は、マイナス金利政策の解除により円安が円高に転じることを期待しています。

(フュージョン 赤木八寿夫社長)
「基本的にはありがたいというか、前向きに受け止めていて、私達が使ってるえさ、トウモロコシであるとか、大豆であるとかは輸入に頼るものが多いので、輸入のものが、円高によって、今よりも安く仕入れることができるのであれば、とてもありがたいことだと思ってます」

ただ、金利の引き上げにより、多額の借り入れを伴う設備投資をためらう企業も出てくると指摘します。

(フュージョン 赤木八寿夫社長)
「借り入れをして設備投資をする、新しい機械を買うというのがあるので、金利が上がってしまうと、当然その返済が大変になります。何かのプラスメリットがない設備投資は、とてもやりにくくなるかなと思います」