金利が上がろうが下がろうがやることは何ひとつ変わらない

一方、中小企業への影響について、東京商工リサーチ宮崎支店の勢越支店長は、県内では「今すぐに影響が出るわけではない」としながらも、動向を注視する必要があるとしています。

(東京商工リサーチ宮崎支店 勢越淳一支店長)
「大手は輸出入やってる以上、そこの部分がすぐに影響があると思うのですが、県内の中小企業にとっては影響というのは、もう少し時間がかかるのかなと考える。企業の直接的な影響というのは、どのタイミングで金融機関、地元の金融機関とかが金利を上げてくるかまだわからないですけど、そのタイミングでプラスになることというのはなかなかないのかなと思います」

「金利のある世界へ」大きな転換期を迎えた日本経済。

しかし、赤木社長は、これまでと変わらない企業努力を続けたいとしています。

(フュージョン 赤木八寿夫社長)
「金利が上がろうが下がろうが、円が上がろうが下がろうが、みんな同じ条件。その中で選ばれる商品を作る、衛生的なものを作る、おいしいものを作る、ブランド価値の高いものを作る。そうやって同業他社に負けないようにやるのが大事なのであって、金利が上がろうが下がろうがやることは何ひとつ変わらない」

今回の金融政策転換が地方経済にどのような影響を与えるのか、注視していく必要があります。

※MRTテレビ「Check!」3月26日(火)放送分から