「おしゃべりOK」で話題の図書館…開館から4か月で来館者50万人越え

開館から4か月後の県立図書館は…

12月には来館者50万人を達成し、まさにロケットスタートとなりました。平日で一番人が多いとされる午後3時ごろは、親子や年配といった幅広い世代の利用者が見られます。開館以来、利用者から評判なのが「おしゃべりOK」と「飲食OK」というこれまでにはなかった運用です。施設の巡回で毎日7000歩は歩くという伊藤信一副館長。春に異動して来たばかりで、移転準備チームが掲げた方針に期待感を抱いていました。

伊藤信一 副館長
「こういう図書館って見たことないなと」

施設のテーマは「思いもよらない本との出会いや体験」そのために県が目指したのが、第三の居場所という考え方でした。

サードプレイス(第三の居場所)がキーワード


伊藤信一 副館長
「家庭でもない学校でも職場でもないサードプレイスを見つけていただく場所だということを考えた時に、禁止から始まるのではなく、何でもいいよ但し外尾方のご迷惑にならない程度にマナーは守ろうねという、許容からマナーを守る方に行ったほうが恐らく皆さんの居場所を見つけられやすいのではないかと」

導入の賛否が分かれた「こどもエリア」も、開館すれば様々な世代が同じ空間にいる光景が広がり、まさに「思いもよらない出会いや体験」を想像させます。