東京・上野動物園の2頭のパンダ「シャオシャオ」と「レイレイ」が、来月末に中国へ返還される見通しであることがわかりました。

東京・上野動物園で飼育されている双子のパンダ「シャオシャオ」と「レイレイ」は、来年2月20日に中国への返還期限を迎えます。

都と上野動物園はきょう、期限を前に、2頭が来月26日から31日の間に中国へ返還される見通しだと明らかにしました。

2頭の観覧は来月25日までとなり、あすからは観覧人数に制限が設けられます。

▼今月21日までは、予約は不要なものの、1頭につき整列順に1日最大4800人、▼今月23日から来月12日までは、事前のウェブ予約が必要になり、1日あたり先着およそ4500人、▼来月14日から25日までは、事前のウェブ抽選により、1日最大4400人を受け入れるということです。

2頭が返還されると、パンダが初めて日本に貸与された1972年以降初めて、およそ50年ぶりに国内からパンダがいなくなることになります。

都と上野動物園は、中国側に新たなパンダの貸与を求めていますが、現段階で具体的な回答はないということです。

また、上野動物園では2頭を飼育していたスペースに他の動物を入れる予定はなく、今後再びパンダを受け入れる機会に向けて、パンダが運動できる場所を広げるなど飼育環境をさらによくしたい考えです。