大阪大学大学院でロボット学者の石黒浩教授が監修したパビリオンの中は3つのゾーンに分かれています。
最初のゾーンは、太古の昔から現代に至るまで日本人が「モノ」にいのちを宿してきた歴史を振り返ります。

「皆さんようこそ。ガイドロボットのテトラです。これから2075年の世界をご案内します」
続いてのゾーンは、50年後の未来。
人間がアンドロイドと共存し、高度な技術を取り入れた生活を物語の中に入って体験できます。

渡邉アナ「見て下さい。マツコデラックスのアンドロイドがいますよ。」
マツコロイド「かれこれ75年もこの姿でこういう仕事をしているわけだけどイメチェンすることありだと思いますか」
アンドロイド「全然ありですよ。見てみたいです」

そして、最後のゾーンは、1000年後の世界をイメージした「音と光」の幻想的な空間です。

来館者は、「50年後、1000年後のそれまで長生きしたいと思いました。見てみたい世界がいっぱいありました」「石川が世界に広まるのはすごく嬉しいなと思うので石川県出身としてみんなに知ってもらっていいなと思いました」と語りました。
大阪大学大学院の石黒浩教授は「これからの未来っていうのは人間が責任を持って作って行かないといけない。単に豊かになるとか、単に便利になるような未来ではなくて、様々なテクノロジーの力を手に入れた我々の責任。そういうふうにして我々の展示をヒントに来館者が未来を思い描いて作っていってほしい」と人とテクノロジーとの共存について語っています。
