今後、小松にきた人にもっと街歩きを楽しんでもらうため、商店街では今ワークショップを楽しめる店が増えています。

指輪作りができる店が新たにオープンしました。この日体験していたのは、輪島市から小松市に2次避難していた夫婦です。

男性「輪島の震災にあってしまって、その時指輪を焼失してしまったので、新しい指輪を作りたくて」
女性「新しくもう1回、復興する意味で2人で作れたのはよかったかな」


大切な思い出を残すきっかけとなったワークショップ。商店街で過ごしてもらうこの時間を、今後は小松のひとつの魅力として押し出します。

ANTWARP・滝本勢十店主「遊べるお店としてワークショップを楽しんでもらう時間を長くとって。特に小松は観光地ではないので、1つずつの店が楽しめる店になっていくと小松の魅力も増えるのかなって」

小松市の調査によりますと、開業後の4週間で駅周辺の来訪者は前の年に比べて10%ほど伸びています。観光客の姿はまだ多いとはいえない状態ですが、商店街は長い目で状況を見守ります。

滝本茣蓙店・辻奈穂子店長「一気にではない小松は。少しずつこの街の魅力を外の人に広がって言ってもらえたら。細く長くじっくりと外の人たちを待ちたい」

「小松は少しずつ魅力を発信」と話す滝本茣蓙店・辻奈穂子店長


新幹線との付き合いが今後長く続くことを思えば、小松駅周辺のにぎわいは年輪を重ねるような気持ちで生み出していこうというのが、地元の人たちの思いのようです。