■作品の中からその一部についてお話を伺いました

(佐藤健寿さん)
「満洲里という丁度ロシアと中国とモンゴルの三国の国境が接した国境の町なんですけど、そこに突然ドカンと建っている世界最大のマトリョーシカであり中が全部ホテルになっているというところですね」

(佐藤健寿さん)
「なにが面白いかって言いますと、このホテルがある満州里っていうところって、中国の北東部で何にも本当にない、だだっ広い平原がずーっと永遠に広がっているような場所。車で向かって行くと、突然、本当にだだっ広い平原の中にドンって急に町が建っていて、さらにその中にこういうものが建っている。この10年とかで中国ってものすごく景気が良かったりしてこういうのを色々作っているんですけど、その中の一つの最たる例かなと思います」

(佐藤健寿さん)
「中国ってこんな国だとかアメリカってこんな国だとか、イメージって皆さんあると思うんですけど、それはこの写真に限らず、今回の展示の中でも自分の知ってる中国のイメージと全然違うとか、一つの国の中にも多様なものがあるということを見てもらえるとすごくいいなと思います」