先端技術を活用して地域活性などにつなげようと高知県仁淀川町とチェコ科学アカデミーが協定を結びました。
協定を結んだのは仁淀川町と中央ヨーロッパに位置するチェコのチェコ科学アカデミー大気物理学研究所です。チェコ科学アカデミーは2024年3月仁淀川町に8つの電波望遠鏡を設置。太陽や木星から届く電波のデータがチェコに送られ研究員の今井雅文(いまいまさふみ)さんが研究しています。今回の協定によって最先端の科学技術を活用した取り組みを町の子どもたちに伝えることで将来の職業選択に役立ててもらうことを期待しています。20日の締結式では今井さんがこれまでの観測結果を報告。太陽や木星から電波を確認できるが、木が邪魔をしてしまうことや電波環境は昼よりも夜、夏よりも冬の方が良いことなどを説明しました。
(チェコ科学アカデミー大気物理学研究所研究員 今井雅文さん)
「仁淀川町だけではなくて世界、チェコでも宇宙に関する取り組みをしていると知ってもらえたら。こちらの望遠鏡を活用して世界との連携を行いたいと思う」
豊かな環境に恵まれた仁淀川町は、電波を妨害する建物などが少なく、小さな電波でも比較的受信しやすいなどといった利点があるそうです。










