最大震度6強の揺れが襲った青森県八戸市では、病院や学校の倒壊に加えて断水や品薄が起きるなど、県民生活に影響が広がっています。
境内に倒れる燈籠。おととい最大震度6強を観測した八戸市の神社です。
長者山新羅神社 禰宜
「この地域にもとんでもない地震がくるのはテレビなどで見て心配していたが、いざ見てみるとショックです」
太平洋側の広い範囲で被害を及ぼします。
記者
「むつ総合病院では、DMATによる別の病院への搬送作業が行われています」
スプリンクラーの故障でベッドが水浸しとなり、入院患者が転院に。
影響は教育機関にも及び、小中高など160校以上が臨時休校となりました。
北海道・三陸沖後発地震注意情報が初めて発表されたため、次の巨大地震に備えるためにこんな現象も。
客
「娘のおむつを買いに来た、水と離乳食。今後買えなくなると困る」
被害は徐々に明らかになっていて、生活の足にも影響が出ています。JR在来線は一部区間が運休になっています。
記者
「JR八戸線の高架の橋脚が削れていて、中の鉄筋がむき出しになっています。こうしたものが1つだけではなく複数確認されていて、とくに削れているこちらのエリアでは安全のため通行禁止の規制線がはられています」
JNNのまとめでは、今回の地震によるけが人は青森・北海道・岩手であわせて51人となっています。
注目の記事
水、食料、ガソリン、連絡手段…「1週間の防災対応」でやるべき備え 北海道・三陸沖後発地震注意情報が発表、去年の「南海トラフ臨時情報」発表時から学ぶ対応

【青森県東方沖地震】3メートルの津波って危険なの?津波は海面全体が持ち上がり襲ってくる…「波」と「津波」の違いと、津波が恐ろしい”その理由”

【青森県東方沖で地震】知っておきたい4段階の『長周期地震動』遠くまで伝わるゆっくりとした揺れ

災害用の備蓄品「何日分必要か」実例を紹介 4人家族「飲み水だけで84リットル」他に何が必要か

災害時の家族の「安否確認」どうする?伝言ダイヤル「171」 使い方を解説 地震発生時の“通信障害”に備えよう

北海道・三陸沖後発地震注意情報の発表基準となる「モーメントマグニチュード」って何? 通常のマグニチュードとの違いは?

地震・災害に備え ドラックストアに手軽に食べられる「食料品」や寒さ対策で「カイロ」を多く買い求める人の姿 今後は発注数を3~4倍増で対応

「北海道・三陸沖後発地震注意情報」とは? 専門家は「パニックにならず普段の備えを強化してほしい」と呼びかけ 青森県で『震度6強』観測の地震

「見たことがない光景だった…」国道陥没でインフラにも“被災の色” 半日以上かけて穴から車は引き揚げられるも… 修復のめど経たず 青森県東北町

宿泊客の車にホテルの看板が直撃 天井つぶれてフロント大破… 震度5強観測の青森県むつ市にも“大きな爪痕” むつ総合病院ではスプリンクラーが故障で一部のベットが水浸しに 『DMAT』派遣





