脱公務員からの起業 6年目で社員は2人から270人に

2020年にしんじょう君を伴って独立し、SNSマーケティングを使ってその土地の特産品を情報発信する地域商社「パンクチュアル」を立ち上げた。

本社は須崎市だが、東京にもオフィスを構え、今や全国におよそ40か所もの営業所を配置。当初わずか2人だった社員は、270人にふくれあがっている。

年々社員は増え現在270人に(前列中央に守時さん)

「東京より稼げて、楽しく、かっこよく」

社員のモチベーションをあげるための環境づくりにも取り組み、入社2年目で管理職を務める社員もいる。

「東京より稼げて、東京より楽しくて、東京よりかっこいい仕事をする」守時さんが掲げる働き方の社訓だ。

守時健さん
「自治体から“ふるさと納税”を伸ばしてほしいという依頼が多く、全国に営業所を作っていて、いま40か所くらい。直球で地方創生をやっているみたいな会社ですね。営業所に配属されると住民票をその土地に移して、地域の人と触れ合いながら、地域と伴走するスタンスで業務にあたってもらっています。社員は当初2人からのスタート。3年目で40人、4年目で100人、6年目の今年は新卒60人を採用して270人にまでなりました。」

新入社員は今年度60人

​特にふるさと納税事業に関しては、魅力的な返礼品の開発や独自のマーケティング戦略で、委託のあった自治体は、軒並み、寄付金額が大幅に増えている。静岡県沼津市では昨年度、受託前と比べて実に9倍超えの約46憶円の寄付金額となっている。

“バズらせ”のノウハウで、危機を乗り越えた事例もある。