
―Q.20年前(2004年)に「高知レスリングクラブ」を立ち上げ、ずっとつぐみさんと頑張ってきたが、いま思うことは
正直、ここまで来るとは思っていなかったので…。小学校のときに「オリンピックで金メダルを獲りたい」っていう夢を持ってですね、その夢を抱きながら、なかなか勝てない時期とか、うまくいかない時期もあったんですけど、ずっと諦めずに終始、夢に向けて頑張っていましたので、「その夢を実現してくれてよかったな」と思います。

―Q.つぐみ選手と幼馴染の清岡幸大郎選手も男子65キロ級に出場
本当に、子どもたちのおかげで、「自分がやってきたことが間違っていなかった」っていうことを改めて感じることができました。きのう、きょうと、つぐみが戦っている姿を見て、本当に「子どもたちの可能性ってのはすごいな、本当にここまで成長するんだな」っていう、すごく感慨深いものがありました。
―Q.クラブ立ち上げから20年、優史さん自身の挫折もあったと思うが、今、あの時の自分にどんな言葉をかけたい
そうですね…「まぁ、自分を信じて頑張れよ」っていう感じですかね(笑)。

―Q.今後つぐみさんが高知に帰った時の話などは
まだ、今日あったことと「明日どんなことをするのか」っていうことを少し話したぐらいで…。つぐみも、記者会見があったり、ドーピング検査があったり、会場を出た後も記念写真の撮影をすごくせがまれて…っていうような状況もあって、「オリンピアン、金メダリストとしての大変な部分」も感じているようなこともあったので、ちょっと疲れているようなところもあって…。長くは話をしないようにして、もうすぐに(宿舎に)帰しました。
(次、高知に帰ってきたら)いつも行っているお店に連れて行ったり、好きな食べ物もあるので、食べさせてあげたり。(ここまでは)オリンピックを目指して、いろいろしんどい思いもしながらやってきて、疲れも溜まっていると思いますので、「少しゆっくりさせてやりたいな」と思っています。