―Q.高知県出身選手では92年ぶりの金メダル、高知県民や子どもたちに伝えたいことは
「92年ぶり」ということは、本当に、オリンピックで金メダルを獲るっていうことは難しいことです。ただ、無理なことではなくて、「難しいけれども、本当に夢を持って、本気で夢を諦めずに努力すれば、叶えることができる」ということを、私も、つぐみの頑張りを通して学ぶことができました。
本当に、高知県の子どもたちには「夢を大きく持ってもらいたいな」と思いますし、(競技力が低い)「高知県だから」といって「諦めることはもう全くない」と思うので、それぞれ、いろんな分野で頑張っている方々は、本当に、「夢や目標を大切にして、ぜひ頑張っていただけたらな」と思います。

―Q.次は、教え子でもあり、つぐみさんの幼馴染でもある、清岡幸大郎選手の試合
そうですね、幸大郎も同じで、本当に「とにかく自分のレスリングをしっかり出してもらいたいな」と。オリンピックだからといって、特別にいろいろと考える必要はないので、「普段の、今の幸大郎のベストなパフォーマンス」「幸大郎のレスリング」を出してもらうこと。それを、もう1番に考えています。
きょうも、ちょっと本人と会って話をしたんですけど…。今、周りの日本のレスリングの選手がすごく活躍していて、そこについていろいろと思うところもあると思うんですけど、「オリンピックだからといって、今の状況も含めて気負い過ぎることなく、しっかりと、他の大会と同じように、1試合1試合、幸大郎らしく集中して頑張ってもらいたいな」と思います。
櫻井優史さんは、日本時間午後6時から始まる、男子65キロ級・清岡幸大郎選手の試合も、現地で見守ります。